Stoffenmanger 5 の結果をChesar 2に取り込める

ECHAによると, Stoffenmanger 5で実施した曝露量推定結果をChesar 2用に掃き出したファイルをChesar 2.2に取り込むことができる(次頁参照).

http://chesar.echa.europa.eu/web/chesar/view-article/-/journal_content/56_INSTANCE_M6zz/title/chesar-2-2-can-import-the-assessment-files-created-with-stoffenmanager-5-0-%C2%AE

確認したところ, 取り込みはChesar 2.2画面のライフサイクルツリーで寄与シナリオをクリックする必要がある(確かにマニュアルにはそう書いてある)(図1参照).

図 1 外部曝露量推定ツールの結果の取り込み

how to use stoffenmanager_2

ただし, 外部曝露アセスメントStoffenmanager 5をクリックした時に表れるimportメニューはアクティブにならない(次図参照).

図 2 外部ツールをクリックして現れるメニューでは取り込めない

how to use stoffenmanager

 

Stoffenmanger上では5つのステップで処理する. そのうち第1ステップをキャプチャしたものが図3である.PROCが選択できることに注目. Stoffenmanager 4.5にはなかった機能である.これで格段にREACH上の処理がしやすくなった.

図 3 Stoffenmanager上でPROCの選択

stoffenmanager

【関連頁】

Stoffenmanger 5がリリースされREACH対応に

Stoffenmanager 5がリリースされREACH対応モジュールが公開になりました.

https://www.stoffenmanager.nl/Default.aspx

1. 労働者曝露評価用のPROCカテゴリの選択が可能になりました.

2. EU公式化学アセスメントと報告書作成ツール Chesar 2用の.chrファイルが出力可能になりました (現時点ではChesar側がこれに未対応のようですが早晩対応版が出るでしょう).
3. ただし,REACH exposure scenarioのフォーマット対応版(Chesar .chrファイル形式での出力) は2500ユーロ/年の費用が掛かります(30日は無料で評価することはできる).

2013-04-08 追記

外部曝露アセスメントを作成して寄与シナリオをクリックすればStoffenmanager 5によるChesar 2用掃き出しファイルが取り込めることがわかりました.

【関連頁】