欧州化学物質庁(ECHA)が2012年10月24日 Chesar の新しいバージョン 2.1のリリースをアナウンスした(ECHA/NA/12/48 News alert)。
このバージョンではかねてからアナウンスされていた通り、はじめて消費者の曝露量見積機能が実装されているとしている。 また、これ以外に、次の新しい機能を持つとアナウンスしている:
- ごみへの化学物質の放出(release to waste)について構造的な形式で表せる。
- 物質の引火性、爆発性、酸化性に由来する人健康影響評価の記述がしやすくなる。
- これらの新しい機能により、登録者はChesarを使って包括的な化学安全報告書(Chemical Safety Report)を作成できる。このCSRにはすべての使用取扱に対する曝露シナリオが、労働者、消費者、環境への考えられるリスクを記述し、それを抑制するために含まれている。
- ESCom のような標準語句(standard phrases)がライブラリとして利用可能になり、商流でのコミュニケーションのための曝露シナリオを作成できる可能性を提供している(商流でのコミュニケーションのためのES作成機能は次のバージョンで実装される予定 2013の第一四半期)。
Chesar 2.1は次からダウンロードできる:
ESComは欧州化学工業連盟(CEFIC)が開発を担当している。次のサイトを参照。