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ECETOC TRA 3では一部のPROCで曝露予測値が増大 【労働者曝露予測】

2012年6月18日

ECETOC が公表した新しいバージョンのTRA 3は、多くの部分で改良が施され、より現実的な推算が可能になった。 2010年の登録でのリスク評価での使用を反映したものとなっているようだ。 ただ、Tier 1との位置づけは変わらない。

ECETOCの言う階層的手法とは、第1階層(Tier 1)において専門家でない人がスクリーニング的にそれに適した難易度の低い(しかし科学性を失わない)ツールを使って処理をしようとするものである。スクリーニングの結果より詳細なリスク評価が必要となった物質の使用取扱(Use)については、より多くのパラメータ情報が必要とされ、実施により高い専門性も必要とされる高い階層のツール(Tier 2)を使おうとするものである。

労働者曝露予測ツールは完全に統合版に統合され、単独版はリリースされないようである。 しかし、計算そのものが労働者と環境と消費者では独立して行われることに変わりはない。

労働者曝露予測ツールの吸入曝露については一般換気条件(general ventilation)の導入、LEV効率の見直し、一部のPROPの吸入曝露初期見積値(表)の変更が行われた。この結果、予測精度は上がったのであろうと思いたいが、一部の吸入曝露予測値は2倍となってしまった。

労働者曝露予測ツールの経皮曝露については, LEVの設定が適用/不適用を選択できるようになり、また、保護手袋による曝露量削減を計算に含めることが可能となった。ただし一部のPROCでは経皮曝露予測値が20~40倍にも跳ね上がる場合(PROC 8a LEVあり、PROC 10 LEVあり, PROC 5 Professional LEVあり(40倍) など)のものもあり注意が必要であろう。 RAECH IR-CSA Guidance R-14 のTable R 14-9のECETOC TRA事例を TRA 3で実施してみるとその一端がよくわかるので実施してみるのもよいであろう。

また、高温下での作業の曝露予測のために、高い蒸気圧を入力可能となり、予測の範囲は拡大した。

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