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ChemSaferブログへようこそ

2011年12月31日

このブログは、化学品の安全を守るために必要な情報、特に、欧州のREACH/CLPの情報を提供することを目的としています。

免責: このChemSaferブログサイトでは、細心の注意のもと、可能な限り的確な情報をタイミングよく提供することを心がけていますが、必ずしも常に最新かつ完全に正確な情報であるとは限りません。読者が記事に基づいて実施される行動については、すべて自己責任のもと行ってください。また、各記事は、予告なしに修正・削除する場合があります。すべての問題やトラブルについて、このブログの著者は、責任を負いかねますので、予めご了承くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

物質の分類 一般化学

2019年7月23日

我々日本人が, 身の回りにある物質を分類すると混合物と純物質に分けられると教わるのは現在中学の理科もしくは高校化学の時間であるようだ. では、欧米ではどうか. 何も変わらない.

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CLP SDSという言い方はもう古い

2019年7月19日

未だにEU向けのSDSについてCLP SDSと言う言い方をする人がいる。CLP SDSと言う言い方はもう古い。歴史的な意味しかない。

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REACHでは廃棄物は物質でも混合物でも物品でもない。

2019年6月14日

Article 2

2. Waste as defined in Directive 2006/12/EC of the European Parliament and of the Council is not a substance, mixture or article within the meaning of Article 3 of this Regulation.

REACH Regulation (Regulation (EC) No. 1907/2006)
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EUのGHS実装はCLP+REACH

2019年2月23日

GHSは、化学物質の分類と表示と包装に関する国際的に調和したシステムであるが、そのタイトルには含まれていない重要な要素がある。それが、SDS (安全データシート)である―タイトルの「表示」にはラベル以外にSDSの意味が込められているのだが。

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EU BPRのTreated Articleは「処理された成形品」ではない

2019年2月17日

EU Biocidal Product Regulation (BPR、殺生物剤製品規則) の treated Article の概念は 処理された「成形品」ではない。この訳では誤解を与える。処理物品もしくは処理品と訳すべきだろう。

BPR規則定義

‘treated article’ means any substance, mixture or article which has been treated with, or intentionally incorporates, one or more biocidal products

「処理 Article は、… 物質、混合物、または、Articleである」と言っている。つまり、「成形品」に限らないのだ。 Read more…

REACHにおける塩酸:混合物でない

2019年1月16日

社会科学化学フレームワーク(化学物質規制のフレームワーク, SSChF)、 少なくともREACH/CLPのフレームワーク上は 塩酸は混合物でない。これは、自然科学化学フレームワーク(アカデミック化学フレームワーク, NSChF)、従来高校、大学と習った化学のフレームワークにおける説明と大きく異なる。

ここでは、化学フレームワークが違えば混合物の概念(idea)が違うことを説明するとともに、その重要性を述べる。その事例を通じて一般的にフレームワークを意識することを推奨したい。

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Poison Centre

2018年12月16日

今 EU 化学品規制でホッとな話題 #Poison_Centre ECHA が Webiner の video を公開。

ビデオ著作:ECHA (欧州化学品庁)

関連ビデオ:

Poinson Centre は、EU市場にある化学製品(混合物: 洗剤や接着剤や塗料など)の成分情報と安全情報、応急処置や予防措置の方法をより市民や医療関係者がアクセスしやすくなる。この仕掛けを簡単に説明した短いビデオも公開されている。キーワードはUFI.

Title: What is the UFI and what does it mean for your product labels?

ビデオ著作:ECHA (欧州化学品庁)

Danger とHazard [1/2]

2018年3月16日
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以前、Dangerous と Hazardousという記事で書いたように、EUにおける化学物質規制の下では、同じ意味だ。 ここでは改めてそのことを確認したい。まず、それを理解するために必要な三つの要素について簡単に説明する。

CLP/REACH規則(新法)とDSD/DPD指令(旧法)

EUは2006年発行のいわゆるREACH規則と2008年発行のいわゆるCLP規則によって、化学品規制をEU全域に適用される共通の法とし、それを執行する機関としてECHA(欧州化学庁, 欧州化学機関とも訳される)を設置した。それ以前は、DSD指令/DPD指令及びその他の少なくない指令例えばSDS指令と呼ばれる指令に基づいて各国で法制化と執行が行われていた。この移行は先の二法(regulation)の施行から2018年にかけて暫時行われた。

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塩化水素は呼吸器感作性か?―3. 職業・環境アレルギー学会情報

2018年2月23日

要約

政府は現時点で塩化水素を、呼吸器感作性物質、すなわち、免疫機構により特異的に気道過敏反応を引き起こす物質としている。その根拠の一つは、政府の分類の指針に記載されていた日本職業・環境アレルギー学会に2004年に提出された職業性アレルギーの感作性化学物質リスト案文である(日本職業・環境アレルギー学会雑誌. 2004年. 12(1):95-97)。同学会は、2013年と2016年に「職業性アレルギー疾患診療ガイドライン」を刊行した。この書籍は非常に信頼性の高い記述となっている。そこからは塩化水素が外れている。政府の次の分類見直しにおいては、学会案文に代わってこれらの学会の公式ガイドラインを根拠に塩化水素の呼吸器感作性分類を当然外し、非免疫性気道刺激性の考慮として「特定標的臓器毒性(単回ばく露)」の記載の微修正が期待される。

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塩化水素は呼吸器感作性か?―2. 現在の呼吸器感作性分類根拠の問題点

2018年1月27日

塩化水素は呼吸器感作性ではない

要約

塩化水素は呼吸器感作性に分類できない。政府が2015年に実施したGHS分類で、呼吸器感作性に分類している根拠は、 1)日本職業・環境アレルギー学会の分類、2) ACGIHが文書に記載している塩化水素への暴露の症例である。しかし、1) 同学会は現時点では塩化水素を呼吸器感作性に分類していないし(日本職業・環境アレルギー学会監修 (2016) 職業性アレルギー疾患診療ガイドライン2016)、2) ACGIHもその暴露症例でもって(呼吸器)感作性に分類していない(ACGIH 2003 TLV® and BEI® based on the Documentation of the Threshold Limit Values for Chemical Subastances and Physical Agents & Biological Exposure Indices 2003 とそのHClに関するDocument, ACGIH 2000)。その暴露事例の原論文でもその症例を「非感作性」への分類を提案している(Boulet, L. P. (1988). Increases in airway responsiveness following acute exposure to respiratory irritants: reactive airway dysfunction syndrome or occupational asthma?. Chest, 94(3), 476-481.)。

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